[歴史]
当時大学生の僕が現行ブランドに満足できずにたまたま行き着いたのがヴィンテージでした。
もともとデザイナーズの洋服や古着が好きでしたが、眼鏡のデザイナーズがあることを知ったのは大学生の頃でした。デザイナーズアイウェアの専門セレクトショップに足しげく通いました。様々なブランドがあることを知り、いつの間にかアイウェアが顔の印象をごっそりと変える、その威力に夢中になっていました。
きっかけはオリバーゴールドスミスというブランドの復刻でした。
2005年、英国ブランドのオリバーゴールドスミスが復刻された当時
「ジョンレノンやオードリーヘプバーン、グレースケリーや英国王室が愛用したブランド」
と書かれたPOPがあり、このブランド背景にやられて数日後に黒縁の眼鏡フレームを購入しましたがすぐに飽きが来てしまったのです。
そのあと神戸のとある古着屋で、アメリカンな雰囲気の無骨でシャビーなメタルサングラスに出会いました。5000円くらいでノーブランド物でしたが重いガラスレンズが装着されたズッシリとした60年代くらいのヴィンテージが男臭くてかっこ良く、興奮が冷めませんでした。
それからは弟とバイト代を貯めては各地の古い眼鏡店の倉庫に何十年も眠るデッドストックを買い漁りました。
仕入れ先の日本の眼鏡店では例えばこんなやりとりがあります。
店主の多くは60才くらいの方で、30年以上前のお話を懐かしんでしてくれます。
1970年代当時、OPTYL(オプチル)というオーストリアの会社がアセテートではない新素材を発表し、それをきっかけに初めてオーストリアに行ったという話。
OPTYLによる製造の第1号であったディオールは当時、本当に高品質で本当に良く売れたという話。
DUNHILL (ダンヒル)はディオールに並ぶメンズの人気ブランドであったという話。
そんな会話をしながら、2階から出てきた当時のデッドストックを見せてもらいます。
でも十中八九、価格が合わずに買うことが出来ません。
80年代当時のダンヒルは5万円もする高価なフレームで、小売店ですから、卸をするような価格にもなかなか応じてもらえません。
価格がネックになることが多いのです。
日本国内も、海外でもどの旅先でもこのような地道な仕入れを繰り返してどんどん新たなデッドストックをコレクションしていきました。
1つ1つにロマンの詰まったデッドストックを掘り起こしていくのはかなり刺激的で、もう現行ブランドにはすっかりと興味を示せなくなっていました。
いまではSOLAKZADEからの資金を預かった専属バイヤーがアメリカに3人、ヨーロッパに5人、エジプトに1人という体制で各国の眼鏡店をまわってデッドストックを掘り続けています。
2007年夏、自分たちのコレクションを整理、披露すべくウェブサイトを作ってみました。
これが現在のウェブサイトの前身となるものでした。
そのウェブサイトが予想以上の反響を得ました。
国内外の眼鏡店、洋服店からオファーを受け、卸し業務をスタートするとともに、世界中の蒼々たるファッションデザイナー、アイウェアデザイナーからもオファーが届きました。
オリバーピープルズで10数年間デザイナーをされたあと、オリバーピープルズの元社長ビルバートンさんと一緒にバートンペレイラというブランドを始められた、デザイナーのパティペレイラさんや、セリマオプティークのセリマサローンさんも僕たちのところでビンテージを買い付けてご自身の直営店舗で販売されています。
同時期から大阪の南船場という場所で、古いビルの一室で、事務所をかねて「予約制ショールーム」という形で一般のお客様にお越しいただくようになりました。大阪、神戸、京都のみならず、全国各地からお客様に来ていただきました。2011年2月には、大阪内で備後町という場所に移転します。
2011年10月にはソラックザーデ初の眼鏡店バイヤー向けの展示会を東京・恵比寿のウェスティンホテルのスイートルーム内で開催しました。また同月には洋服店バイヤー向け展示会を、渋谷のバンタンで東京コレクションのショーブランドであるSHIROMA等と合同で開催しました。
11月には、広島のソロモンでのトランクショーを行ないます。オーナーの英子さんがもともとヴィンテージサングラス好きな方であったことがきっかけで開催することとなり、大成功を収めます。
2012年1月からは、井口さん率いるSWAGGERの直営全店でSOLAKZADEのSHOP-IN-SHOPを展開します。井口さんが以前からSOLAKZADEで買って下さっていて、本当に一流のアイウェアデザイナーよりも遥かにクラシックが好きで、眼鏡が好きでいらっしゃることがきっかけでした。
また同じ2012年1月には香港、マカオで最も勢いがありセンス溢れるアイウェアショップ、Visual Culture Opticalのコーズウェイベイ旗艦店オープンを祝すために開催した、SOLAKZADEの海外初トランクショーも無事成功を収めました。
2012年6月末にはNY SOHOにあるSELIMA OPTIQUEの本店でもトランクショーを行ない成功を収めています。
その後、2012年7月に原宿・表参道沿いの行列店、goro'sのビル(ゴローズビル)の地下で、日本初のヴィンテージアイウェア専門店をオープンさせました。7月1日がプレオープン、18日がレセプションパーティ、そして19日がグランドオープンでした。