数日間、更新されていなかったSOLAKZADE ONLINEですが

 

更新します。

 

楽しみに待ってくださっている方

夜遅くの更新になってしまい、申し訳ありません。

 

 

なかなか時間が取れず、更新が遅くなってしまいました。

 

更新が不定期で、いつアップされるか分からない状況で申し訳ありませんが、

楽しみに待って頂ければと思います。

 

さて、ここでアップする商品を少しご紹介します。

 

今回は1つだけのアップですが、かなり良いものなので

是非チェックしてください。

 

 

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1950年代によく見られるブロウタイプのフレームですが、

こちらは1940年代のもの。

フレームカラーもなかなか見ない色。

鼻パッドの素材はベークライト、1940年代までの古いアメリカンビンテージの特徴です。

 

SOLAKZADE ONLINEに詳細は書いているので是非ご覧ください。

 

今回は1つのアイテムのみでしたが、29日にも更新予定です。

その時は、いくつかアップできると思うので、お楽しみにお待ちください。

 

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NOB

 

 

皆さんこんにちは。MATSUです。

いきなりだけど、映画は素晴らしいコンテンツで教科書だ。

新旧問わず掘り下げながらいろいろ見るようにしていて、その映画の時代背景、ファッションスタイル、アイウェアまで映像に記録されているリアリティは大変興味深いものです。分厚い小説を短時間で1冊読めたらそれが1番良いけど、映画は2時間程度の映像に凝縮されているから、目で見ていても耳で聞いていてもいろいろな事が発見できます。

内容だけではなく”サウンド・トラック”(映画音楽)もその映画用に当時のミュージシャンが楽曲を録音していて、めちゃくちゃカッコいいレコードもたくさんあって同時に楽しめちゃいます。

特にその中でも昔あまり評価されなかったB級映画などの”カルト・ムービー”の音や映画の内容がヤバかったりします。(僕自身、カルト・ムービーのオタクです)

映画には”時代設定”があり、その時代のキャラクターに合わせたメガネやサングラス、ハットなど小物類も登場してくるものもあるので、観察して見ているとその時代のトレンドは一貫しているものがあり、学ぶ事ができます。

皆さんも知っている身近な映画からも見る事ができます。

Superman(1951)

1994年公開の映画”Quiz Show”では1950年代を舞台にした実話の映画で、実在した伝説の人気クイズ番組を描いた作品。そこに登場する挑戦者の男は50年代のタート・アーネルをかけていたり、普段着は50sファッションだったりとちゃんと時代設定に基いています。

1950年代はウェリントン型のセル・フレームがマスト・アイテム。Quiz Show(1994)

ブラピ主演の”Benjamin Button”は、1918年代戦後に”生まれてから若返っていく”という奇妙な話で設定が少しだけ曖昧だけど、同じく50年代のタート・アーネルをかけていたり、ブリム(ツバ)の広いハットをかぶっているという事は50年代という設定でしょう。

50年代のスーパーマンの風貌とそっくりです。Benjamin Button(2008)

ニコラス・ケイジ主演の”Face Off”では、キレキレのギャング役を演じていて、ギャングのイメージらしい赤いレンズの”リム・レス”(2ポイント)のドロップ・オクタゴンをかけています。時代設定は現代っぽいですが、ちゃんと30年代頃のギャングスター像を再現しています。


Face off(1997)

それに関連して、1930年代から1940年代にかけて活動したジャズの巨匠でもあり”ビバップの父”と呼ばれたチャーリー・パーカーも、イケイケの全盛期はギャング顔負けの出で立ちで全く同じ形のドロップ・オクタゴンをかけています。同じく深い赤茶色系の色を入れてワルさが倍増。

チャーリー・パーカーなどこの時期のジャズマンは、ギャングばりのワルも多かったからスタイルが一貫して似ています。1930年代に活躍したギタリストのチャーリー・クリスチャンもかけてますね◎

1930年代のミュージシャンやギャング、ちょっと普通じゃないリベラルな人たちにはドロップ・オクタゴンがマスト・アイテムだったという事がうかがえます。


1930年代に実在した伝説の強盗ギャングを描いた”Public Enemy”でジョニー・デップは、見事にギャングらしい”パイロット・フルビュー”に赤いレンズを入れてかけています。

やはりニコラス・ケイジやチャーリー・パーカー同様に”赤いレンズ”=”ギャング”は危ないカラーレンズのイメージを強めてくれるみたいですね。

Public Enemy(2009)

時代設定のファッションには過去から現代まで一貫して共通している事が分かります。

皆さんもこれから映画を見る時は時代設定や、その時代のファッションをちょっと気にして観察してみたら発見があって楽しいですよ◎ 

それでは次回もお楽しみに。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ(淀川長治風)

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MATSU

いつもSOLAKZADE ONLINEをチェックしてくださってる皆さん、本当にありがとうございます。

 

 

さて、本日の更新ですが、

 

 

今日は時間が取れず更新できません。。

楽しみにしてくださっているのに申し訳ありません。

 

これからも毎日とは行かず、2、3日に一回くらいの不規則不定期になることもあるかと思います。

 

 

ですが、こまめにチェックしておいてくださいね。

次回更新をお楽しみに!

 

 

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NOBU

ヴィンテージアイウェアはもちろん、最近はアンティークジュエリーを買いに来てくださる方も

ソラックザーデにはたくさんいらっしゃいます。

 

ソラックザーデで買って頂いたアンティークジュエリーには無料で鑑別書が付属します。

 

ここで鑑別書と聞いて「?」と感じる方もいると思います。

「鑑別書ってなに?」

「鑑書と鑑書の違いは?」

 

実は鑑書と鑑書は全く違うものなのです。

 

 

簡単にご説明しましょう!

 

【鑑別】

鑑別とは、その宝石の素材が何の種類なのかを調べることです。

ここで宝石の比重、屈折率、光学的性質などを専門の鑑別機材を使用して調べます。

その調べたデータから天然の石、合成の石、模造の石なのかを判別、

また宝石のカット、研磨以外の人的手段(加熱処理など)が加わったかを明らかにした上で

最終的にその宝石が何なのかの結果を記す。

これが鑑別書です。

 

この宝石ってなんだろう、ルビー? それとも別の石?というような時には鑑別をすれば判明するのです。

 

下の写真は、鑑別書の例です。

ちなみにCartierのリングで、石はトルマリンであることが判別してます。

 

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一方の鑑定とは・・・

 

【鑑定】

鑑定書はダイヤモンドのグレードを記すもので、そもそもダイヤモンドのみにしか発行されません。

ルビーとかサファイアには鑑定書は発行されません。

 

 

ダイヤモンドのグレードは”4つのC”から決まります。

 

”4つのC(4C)”、つまり

 

・carat(カラット)・・・一石の重量。

・color(カラー)・・・・一石の色。茶褐色、黄色味の度合いが無色に近いほどグレードは高い。

・clarity(クラリティー)・・・一石の透明度。内包物が無いほどグレードが高い。

・cut(カット)・・・一石の形と仕上げ。カットが優れているほど、よく輝く。

 

この4Cについての各グレードを記載しているものが鑑定書です。

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鑑別ではダイヤモンドが天然の石か模造された石かを判別しても、

そのダイヤモンドのグレードまでは記載されていません。

なのでグレードを調べる際は鑑定を行います。

 

 

 

 

 

【天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド】

 

国内外でアンティークディーラーが「天然ダイヤモンド」と断言していても

実際に専門機関で鑑別してみるとジルコニアだったり人工(合成)ダイヤモンドということも実際あります。

ジルコニアやモアッサナイトであれば、それは明らかな間違いで詐欺のようなもんですがあり得るんです。

 

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実際には透明感や息をかけたときの曇り方などで僕らは判別できますが

素人目にはジルコニアでもダイヤモンドと区別はつかないでしょう。

 

 

それよりも、「合成ダイヤモンド」って、そもそもみなさんご存知ですか?

 

 

実は、1950年代半ばまではダイヤモンドといえば「天然ダイヤモンド」しか存在しないのですが、

1953年に実現した「HPHT(高温高圧処理:high-pressure high-temperature)」と「CVD(化学気相蒸着:chemical vapor deposition)」というダイヤモンド合成法によって、人工的に合成ダイヤモンドが作られるようになりました。

 

HPHTは地下深くの高温高圧環境を再現する合成法で、CVDは炭化水素の混合気体による合成法。

 

合成ダイヤモンドの特性は基本的に、地下から掘った天然ダイヤモンドと変わりありません。

むしろ人間が管理する環境で生成した人工ダイヤモンドの方が天然ダイヤモンドより硬度も熱伝導性も電気伝導性も優れているぐらいで、人工ダイヤには天然ダイヤのような不純物(インクルージョン)もありません。

なので実は「合成ダイヤモンド」も「本物のダイヤモンド」ということで現在、ジュエリー市場にたくさん流通してしまっています。

 

 

それに対して「天然ダイヤモンド」の生成にはとてつもない高温と圧力が必要なんですが、自然界でそんな環境が存在するのは地殻の140~190km下だけ。

生成には10億年から33億年もの年月がかかります。

人間の手に届くダイヤモンドはそのうち、たまたま奇跡的に地質変化や地殻変動の力で地表に押し上げられたモノだけなのです。

 

 

 

そう知ってしまうと、人工より、やっぱり天然モノが良いですよね。

合成ダイヤモンドは1952年以前には存在していないので

アンティークの場合、作られたときから入っていたオリジナルの石なら天然しかあり得ませんが

後から入れ替えられた石が入っている場合があり、その場合に合成が入れられてしまったモノがあり得るのです。

 

 

SOLAKZADEが依頼している専門機関では

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの鑑別は100%可能です。

 

 

SOLAKZADEでご紹介しているアンティークジュエリーは、

石がついている全てのアイテムに鑑別書を付属しています。

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鑑別書があれば自分の買ったアンティークジュエリーの石が本物かどうか分かるので

安心ですね。

 

 

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NOBU

 

皆さんおはようございます。明日で35歳を迎えてしまうのに大人になれないMATSUです。

毎度お馴染みのこのコーナーではバック・トゥ・ザ・ベーシックという事で、定番のアイウェアからそれにちなんだ文化や歴史を紐解いて紹介していきます。

ここ数年のヴィンテージ眼鏡のブームに火をつけたと言っても過言ではないTart Optical(タート・オプティカル)

復刻も出たりでなんだかんだ聞いた事があるという人も多いのではないでしょうか。王道になりつつあります。

1948年にアメリカ・ニューヨークで創業されて以来、世代を超えて愛され続けているブランドのひとつです。

昔から時代を象徴するいろんな著名人が着用してて、映画、音楽、政治、文学の世界まで幅広い分野でタートは登場します。


僕も初めはアメリカン・ヴィンテージの黒縁眼鏡を買ったりしていてタートも好きなブランドのひとつなのですが、なぜこのブランドは皆をここまで虜にするのか…。

“デザインが良い”とか”出来が良い”とかもあるかもしれないけど、やっぱりタートは理屈抜きにして昔からイケてる人が着けてるからカッコいい。ただそれだけで魅力があり欲しくなるし着けたくなるものです。

自分に似合う似合わない関係なしに、男なら誰でも一度はジェームス・ディーンみたいに男前な眼鏡男子になってみたくて着けてみたい衝動に駆られた事があるはず。

1930年代までは眼鏡の市場はメタル・フレーム(金属製)が中心だったけど、1940年代の第二次世界大戦後は安価で量産に向いていたセル・フレーム(プラスチック製)が登場。アメリカ国内は様々な眼鏡ブランドが立ち上がりました。

1950年代のトレンドはほとんどセル・フレームと言えるでしょう。様々な資料を調べて見ても著名人はセル・フレームばかり着けている写真が多く、黒色かべっ甲色の二分の人気に分かれています。


タートが創業された1948年のアメリカ・ニューヨークはどんな時代だったのか。

新しいカルチャーも続々生まれ、アンダーグラウンド・シーンでは”ビート・ジェネレーション”が誕生。後に音楽、文学、芸術に多大な影響を与えた世代の登場です。

“ビート・ジェネレーション”とは、第一次世界大戦(1914年-1918年)から1920年代に生まれた世代で、1950年代のカウンター・カルチャーの最先端をいった若者の事を指します。簡単に言ってしまえば不良みたいなもんです。

ビート・ジェネレーションの”beat”の意味は”beatitude”(至福)からきています。鼓動がノッている気持ちや、喜びの表現でもあります。皆は彼らを”ビートニク”と呼びました。

戦後の1950年代のアメリカは経済成長期で、産業も大発展して保守的な中産階級層が拡大しました。学歴社会、機械の様に人間が管理される労働、保守的でステレオタイプな社会…、アメリカはこういった社会が形成されていく時代でもあります。そんな中で眼鏡の中小企業も増えていきます。


1950年代のアメリカの社会に対して幻滅し、不満をおぼえていた若者たちは人生を自ら捨て去り、終わりのない放浪の旅に出る者も多かったのです。いわゆる”バックパッカー”の出現で、こうして”ドロップ・アウト”という言葉も生まれたそうです。

代表作はアレン・ギンズバーグの”Howl and Other Poems”(吠える)や、ジャック・ケルアックの”On the road”(路上)。映画も出てるから面白いのでオススメですよ◎


自分探しの放浪の旅をしたり、気の合う仲間と共同生活をしてみたり、ジャズなどの音楽に合わせてパーカッションを叩いて踊ったりして、ドラッグでの精神の解放によって自分自身の価値や自由を追求しようとしました。(良い子は真似しないでね)

ちなみにタート愛用者のジェームス・ディーンやあのマーロン・ブランドもビートニクの1人。


1950年代の社会体制や価値観を否定し反抗したビートニクたちは、”自分らしさ”を取り戻す為に自分の思い思いの言葉を詩や物語にしました。それを聴衆の前で朗読する”ポエトリー・リーディング”という文化活動を行っていき、多くの若者達から熱狂的な支持を得ていきます。ビートニクの思想は多くのミュージシャンやヒッピーをはじめ、ニュー・レフトと呼ばれる左翼系の政治活動家たちにも多大な影響を与え、なくてはならない思想・哲学の基準になっていきます。

ボブ・ディランはビートニクの思想にいち早く影響を受けたミュージシャン。この眼鏡もタートっぽい。

ボブ・ディランからザ・ビートルズ、そしてその後のジミ・ヘンドリックスからヒッピー・カルチャーまで、ビートニクの影響は計り知れないです。

1948年にビート・ジェネレーションと同じ年代に始まったタートは、戦後に多くの眼鏡の中小企業が増える中で、もしかしたらビートニクの精神を持ち合わせ、他にはない自分らしさを追求して眼鏡作りをしていたんじゃないかなって勝手に考えてます。

そんな時代に創業し、生み出したデザインだからこそ、タートは時代を経ても多くの芸術家や文化人に支持される普遍的なものになったのかもしれません。



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MATSU 

皆さんこんにちは。最近ニキビができたMATSUです。

半年前の夏にタイ・バンコクに買い付けに行った時に仕入れて来た”Jean Paul Gaultier“(ゴルチェ)の残り在庫数もわずかになってきました。


ここ数年で爆発的に人気になり、市場の相場も上がってきていてデッドが入手困難になってきているブランドで、探している人の問い合わせが毎日絶えません。

ゴルチェのサングラスはインダストリアルなデザインで、クラシックをベースにアバンギャルドでパンクな要素があり、ゴージャスでエレガントさの中にも荒れたストリートを感じさせるのが魅力的。

音楽で例えるなら、まさに80年代〜90年代のノイズ・ミュージックやインダストリアル・ロックの様な音って感じ。洋服のほうはビジュアル系の人たちに愛用されたのが納得。

日本のアーティストではいち早くBOOWYやTHE ALFEEがステージ衣装やアルバムのジャケットでゴルチェを好んで着ていましたね。

ゴルチェのゴールドを基調にしたサングラスは22金のメッキで金色味が強く、煌びやかでゴージャス。この目立つくらいの成金風のゴールドのサングラスは90年代のHIP HOPアーティストにとっては大好物でした。

1970年代〜80年代の不景気なアメリカで生き抜いた若者は”芸術や音楽で成功する”というアメリカン・ドリームを夢見ていた連中が多かった。ゴールドのロープ・チェーン、ゴールドとダイヤのブリブリな指輪、ゴールドの時計というスタイルは、貧しい環境で育ったアーティストにとっては”成功者”を意味するものでした。

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あのドル箱売れっ子HIP HOPアーティストのJay-Zが96年にリリースした”Feelin’ it”でこのゴルチェの56-6104を着用しています。広いお庭のリッチな豪邸…そして、クルーザーに乗りながらシャンパン片手に取り巻きのギャルを引き連れてラップをしている姿は、まさに成功したドル箱スターの証。

PVはこちら↓


ちなみにこの曲はジャズ・ピアニストのAhmad Jamal(アーマッド・ジャマル)のレコード”Jamal Plays Jamal”(1974年)からの曲”Pastures”のピアノのワンフレーズからサンプリングされています。補足ですが…「サンプリング」とは、いろいろな業界で使われる言葉ですが、音楽においての定義で言うと「過去の曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を制作する音楽製作法・表現技法。」という事になります。

元ネタはこちら↓

このレコード自体、De La Soulやいろんなアーティストにサンプリングされまくった名盤中の名盤です。

サンプリングやコラージュという表現手法は、単に音楽のいち制作方法のみだけではなく、過去と現在を繋ぎ合わせて、これらを新しい文脈で伝えていくという革新的な表現方法。

クリエイティビティの可能性を追求する者にとってサンプリングは、新しく進化していく時代には必要で、芸術やデザイン、ファッションの世界でも非常に重要な役割です。

ゴルチェが生み出したデザインや発想も、過去と現在を繋ぎ合わせて未来を描き出した革新的なものだったからこそ、様々な人たちに支持されたのでしょう。

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MATSU

皆さんこんばんは。いつもオールナイト・ニッポンばりの深夜の投稿でお騒がせのMATSUです。

今夜も最後までお付き合いください。

世の中の眼鏡には様々な形やスタイルがあります。

ラウンド(丸)、オーバル(楕円)、スクエア(四角)、ボストン(玉型)などなど…、その他にもたくさんの形があって皆さんも馴染みのある形の眼鏡はお持ちでしょう。

うちのお店に来た事ある人や眼鏡上級者の方はすでに知っていると思いますが、特に好きな形があります。

その名はオクタゴン(八角形)

知らない人や、まだ着けた事なくて未体験の人は 「えーマジすか、こんなの自分に似合うかな」って思う人もいるかと思いますが、ご心配なく。これがまた誰でも似合っちゃうんです。


不思議とラウンド(丸)やスクエア(四角)よりも顔に馴染み似合いやすく、面長な顔の人も丸顔の人も、どんな顔の形でもいけてしまう優れものと言える形です。

5年近く前にイギリス・ロンドンの買い付けでGETしてきた時はまだ世間では広くは知られてなかった形だけど、最近ではいろんなブランドがリリースするくらいすっかり定番になりつつある形。

奇抜な形に見えるかもしれないけど、遡る事1920年代、このオクタゴンという形はもうすでに存在していました。1920年代当時のカタログにもしっかり載ってます。その背景には”アール・デコ”が関係しています。

1925年、この年にパリで1900年に開催されたパリ万国博覧会が25年ぶりに行われました。1900年の大規模なパリ万博に比べると小規模なもので、装飾美術と工業美術の限られた分野を中心としたものだったようです。

この時の博覧会の正式名称はめちゃくちゃ長いですが「現代装飾芸術・工業美術国際博覧会 Exposition Internationale des Arts Decoratifs et Industriels Modernes」と言います。


これが当時のフライヤー。イケてるね◎

アール・デコの”装飾美術”と”工業美術”とは、生活様式に関わるデザインを指していて、建造物をはじめ、家具や内装、服飾や宝飾など身近な生活の中のデザインを制作する技術の事を言います。

この博覧会で最も注目された人物はあのココ・シャネル。ゴージャスなドレスや、あの有名な香水”CHANEL No.5″は大きな話題になって、その後の彼女は世界に知れ渡るパリ・ファッション界の女王となります。

ちなみに、”CHANEL No.5″はロシアの作曲家イゴール・ストラヴィンスキーとの禁断の愛で完成させた香水。その話はフランス映画”Coco Chanel & Igor Stravinsky”で観れます。映画のポスターのデザインもやはりアール・デコ。

なかなか面白い映画ですよ◎


アール・デコは言わば建造物の表層などの造形で、有名な建物ではエンパイア・ステート・ビルやロックフェラー・センターなどのデザインがあります。日本の昭和初期などの建物の壁に張られたタイルやアパートのベランダの柵など、ほとんどがアール・デコだと言えますね。懐かしい感じ。


デザインから見て分かる通り、アール・デコはシンプルで直線的なものが多く、安価な鉄筋コンクリートを用いていて、大量生産・大量消費を可能にした近代工業の象徴だったようです。

1920年代というのは現代の僕らの生活の枠組みができた時代で、空には飛行機が飛び、”動くアール・デコ”のクイーン・エリザベス号などの豪華客船による観光旅行が盛んになったり、汽車や車が走り始めたり、アメリカではテレビまで発明されたりもします。

この時代を象徴するリズミカルでメカニックなスピード感ある表現こそが、アール・デコのデザインの基調となったと思います。電波がビュンビュン飛んでる感じを表現したジグザグ模様やモザイク柄、スピード感のある流線型などは建造物や乗り物だけじゃなく、服飾や眼鏡のデザインにも用意られました。

ちなみに、後々のレコードジャケットもアール・デコ調のデザインが多く見られていきます。


そんな時代に突如と現れた眼鏡…オクタゴン(八角形)。カクカクしてる。

第一次世界大戦後の1920年代は「黄金の20年代」って言われる程にすごく景気が良く、ファッションを盛んに楽しむ人たちも一気に増えました。

アメリカもヨーロッパも、街には最先端のファッションでキメ込んだイケてる男女の姿があり、楽しむ為にイケてる遊び場を求めて、その頃大流行したJAZZが演奏されているクラブやキャバレーなどへ皆んな踊りに行ってました。

お洒落をしてジャズで踊る。この世代の人々を「ジャズ・エイジ」と呼びました。1920年代はラジオもレコードも普及して、人々の生活に音楽が身近な存在となった時代です。


僕は社会が自由を求めて活発に動き始めた時こそ、その衝動で何かが生み出されるものだと思います。オクタゴン(八角形)は1920年代という時代を象徴している。

コンサバな人たちがラウンド(丸)の眼鏡をしているのに対して、禁酒法の中で勢力を増していったギャングたちや、その他リベラルな人間が好き好んでオクタゴン(八角形)を着けていたのは、時代の思想と対極にいるファシズムへの抵抗の表れだったのでしょう。

時代は巡り続けて、60年代の自由を求めて音楽を愛したヒッピー達の影響にまで受け継がれていくのです。

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MATSU

皆さんこんにちは。MATSUです。

以前にNY発の音楽雑誌の企画・編集をしている時に、音楽とファッションの文化の様々な歴史には”混血”や”人種問題”が関係していると気づき、その周辺の事をいろいろ調べました。

その中でいろんな資料やレコードジャケットの中のアイウェアを見て、ヴィンテージ眼鏡にも興味を抱きました。

初めに購入したのが50年代のアメリカン・ヴィンテージ。黒人のジャズと、白人のビートニクのスタイルが混在しているアメリカ製の眼鏡にはファッション的にも音楽的にも、すごく魅力を感じる。



肌の色なんて関係ない。ジャズやロック自体も”混血”が生んだ産物でもあります。ミックスなスタイルがどの時代でも素晴らしいものを生み出す。

そもそも混血とは。それが生んだ音楽やファッションの文化とは。


まず、ジャズが生まれた背景には”クリオール人”という人種が関係しています。アメリカの南部ニューオリンズに移り住んだフランス人やスペイン人の人々と、アフリカ系の黒人との混血を”クリオール”と指します。


そのクリオール人の混血のルーツを調べて1番興味深い話がある。

遡る事1700年代前半頃、アメリカ南部に奴隷として運ばれてきたアフリカ系の黒人の結婚相手が不足してしまって、フランスやスペインで悪さをして監獄に入っていた女刑囚達が送られてきて無理矢理結婚させたというもの。

ここで初めて生まれたのがヨーロッパ系の美人やイケメンのスタイリッシュでオシャレな黒人のハーフという事になります。

クリオール人は純粋な黒人とは違い、ひどい差別を受ける事なく一般のニューオリンズ市民と同じように学校に通って教育を受けて勉強も学べたし、商売も営んでお金を稼ぐ事もできました。

ヨーロッパ人の西欧的な上流な感覚と、アフリカ系の独特な自由で野生的な感覚を持ち合わせたクリオール人は、ファッションセンスも音楽の感覚も超センス抜群でした。

19世紀頃のニューオリンズには独特なクリオール文化があり、中にはクラシック・オーケストラの楽団に入って楽器や西欧の音楽理論を学び、音楽教師になる人も多かったようです。

ですが…南北戦争(1861~1865)の終結と共に、クリオール人はピンチを迎えます。


奴隷解放令が発布されると、南部白人の怒りの矛先は北部白人だけではなく、南部で裕福な生活を送っていたクリオールにも向けられました。

「黒人の血が混ざっている者は、皆黒人と見なす」というアメリカ南部の州法”人種隔離法”によって、クリオール人は純粋な黒人と同じに扱われて身分的にもどんどん落ちていきます。

しかし、クラシックなどの西欧音楽を学んできたクリオール人の音楽センスと、純粋な黒人の独特なアフロ・アメリカンのブルースと音楽センスが混ざり合い化学反応を起こし、独特な音楽表現を生み出すことになったのが初期のジャズの形成となりました。

人種隔離法がなかったらジャズという音楽と文化は生まれなかったかもしれません。


ROCKもR&BもSOULもFUNKも現代音楽もCLUB MUSICも生まれてないかもしれないし、そこにあるアイウェアやファッション文化も生まれていない。時代はすべて過去から未来へのミクスチャー。

ニューオーリンズがかつて奴隷制があった時代に、アフリカから労働力として強制的に連れて来られた人々など、多種多様な人種が集まって、新たな文化が生まれやすい土地だったということが、ファッションも音楽も人類最大のミクスチャーを生み出したという事です。

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MATSU

 

本日もSOLAZADE ONLINE、更新されていますよ。

 

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昨日のブログではレンズカラーのことについて書きましたが

このカラーでのアビエイター

 

 

 

 

 

店頭でなら、試着もできますし他のレンズカラーも見れるので是非。

 

SOLAKZADE

 

 

皆さんこんばんは。MATSUです。

今お持ちの眼鏡フレームのレンズカラーに飽きてしまって変えたいと思った事はありませんか?

眼鏡フレームは持っているのにレンズを入れる事なく眠ってるフレームを持ってる人もいるでしょう。

レンズを替えたいのに、どこに頼んだらいいか分からないそこのあなた。当店がその悩みを解決しますよ。

どこかで手に入れたヴィンテージの眼鏡フレームも、最近買った現行の新品のフレームでもうちに持ち込んでもらえたら、パーフェクトかつカッコよくクールなレンズを提案します。

レンズは”ガラス”と”プラスチック”の素材2種類から選べ、フレームに合わせた素材のレンズを提案します。

カラーバリエーションも豊富。ブルー、グリーン、ブラウン、レッド、イエロー、パープルなど、様々な色が選べます。

各色のカラーの濃度も選べ、薄めから濃いめまでフレームの大きさやデザインに合わせて濃度を決めます。

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サングラスの歴史は遡ればいろんな諸説があるけど、様々な参考書を読んでいると古くは北極圏のエスキモーが太陽から目を保護する為に作られた”遮光器”が始まりと記されています。

レンズはなく、板やアザラシの皮に切れ目を入れた簡素なものだったようです。

レンズの歴史に関する記述では古代ローマ皇帝ネロ(在位54~68)が剣闘士の戦いぶりを見るのに、エメラルドをレンズのように透かして見物したという記録が残っています。もうこの時にはすでにレンズの様なもので目を保護するという概念があったんですね。

ガラスを使った簡素なカラーレンズがはじめて開発されたのは1885年まで遡るが、現在の様な可視光や紫外線を遮断できる光学的なレンズの完成を成し遂げたのは1930年代のアメリカのボシュロム社(Bausch & Lomb)。

確かにボシュロム社(Bausch & Lomb)が1929年にアメリカ軍から「パイロットの目を保護するサングラスを作ってくれ」と依頼を受けた時に開発したレンズが”グリーン・カラー”。

古代ローマ皇帝ネロがエメラルドのグリーンですでに強い光から目を保護しているのが理にかなっている。

1930年以降レンズの開発が進み発達していくと、気軽にいろんなカラーレンズが楽しめる様になり、目を保護するだけではなく、1950年代以降にはファッション的にカラーレンズを楽しむ人たちが増えました。


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60年代以降のレコードジャケットやアーティストを見てみると比較的、薄めの色のレンズが流行しているように思える。サイケデリックなファッションにはレッドやブルーなどの目が透けるくらいの飛んだカラーレンズ。最近の流行のカラーレンズに近いところがあります。

リターン・トゥ・カラーレンズ◎

皆さんも気分を変えて、カラーレンズを楽しんでみては?

SOLAKZADE

MATSU

皆さんこんばんは。MATSUです。

定期的に新しいアイテムが入荷しています。

今回ご紹介するのは1970年代〜1980年代製のアビエイターです。

アビエイターと言ってもメタル(金属)素材のものではなく、プラスチック素材のものです。

「アビエイター」という言葉はピンとこなくて聞きなれない人も多いと思いますが、いわゆる”ティアドロップ・スタイル”の総称みたいなもの。

言葉を直訳すると”飛行士”や”航空家”など、パイロット向けのサングラスという事になります。

1番イメージできるのはRay-banのティアドロップの形が想像できるでしょう。

パイロット向けだったアビエイターは、1930年代にはファッションとしてポピュラーなスタイルとして確立していきますが、プラスチック製のアビエイターが登場するのは1930年後期頃です。市販された初期のRay-banはプラスチック製のものだったそうです。

当時の様々な写真やアーカイブを調べて見ても、初期のプラスチック製のアビエイターは小ぶりで眼鏡っぽく、こんな感じのが存在してました。

AOやB&L辺りでこんな感じのプラスチック製のアビエイターがあります。

今回のプラスチック製のアビエイターは1970年代〜1980年代頃のもので、かなり70s臭がプンプンのスタイルです。ザ・オールドスクール・スタイル。

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60年代以降は大きめのサングラスの登場により、70年代はプラスチック製のアビエイターが大流行。古い資料を見ても、70年代〜80年代のタレントやミュージシャンがコレを着けまくってるのを見かけまくります。




50年代まで小ぶりな眼鏡スタイルだったジャズマン達も、一気に時代と共に吹っ切れたように大きめな眼鏡になっていきます。60年代の大きめのスペイシーなサングラスや眼鏡の流行と、新たなシンセサイザーサウンドに合わせて、眼鏡もスペイシーな広い宇宙空間状態に・・・

またこれが着けてみるとカッコいい。すごくいい。クラシックというより70sなオールドスクール・スタイル in the Mix。レンズは薄めで。

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MATSU