14 Karat Rolled Gold frames by HILTON CLASSIC from UK, in early 1970s
HILTON CLASSIC (ヒルトンクラシック) は、1960年代から続くイギリスの眼鏡ブランド。 インド系イギリス人による家族経営で、クオリティの高いメタルフレームに定評があります。
CONTI LONDON(コンチロンドン)、LONDON LINE(ロンドンライン)など1960年代、70年代にいくつかのブランドをやっていたことで、60年代付近のイギリスフレームは、HILTON関連のモノが多く見られます。
HILTON CLASSICはイギリス、インド、アフリカの王室で愛用されたという名ブランドです。
日本では当時も今(2013年現在)も流通がなく、全く知られていないブランドです。
シンプルな形状の無駄のないデザインに、豊富なサイズ展開(大きい50mmレンズから小さい40mmレンズまで2mm刻み)に加えて、14金の金張りという豪華な素材が特徴。
1970年代は素材の変わり目の時代。
1973年以降の金の輸入自由化や石油危機(オイルショック)で金(ゴールド)の価格も高騰します。
その結果、コストを抑えるべく金をできるだけ薄く張るため、メッキ技術が発達しました。
ほとんどのメーカーのフレームが、1980年代以降は金張りではなく金メッキになります。(日本ではチタン製のフレームが台頭します)
1970年代初頭以前は金の厚張り、金張り(ゴールドフィルド(米)、ロールドゴールド(英))でした。
金張りはその厚い金のおかげで「錆びにくい」のが特徴で、その輝きの永続性からギリギリ、ジュエリー(アクセサリーではなく)として扱われます。
このHILTON CLASSICのフレームは70年代初頭、71,72年ごろのものですのでギリギリ金張りの時代のモノなのです。
2012年6月にNYのSELIMA OPTIQUE(セリマオプティーク)でトランクショーを行なったとき、HILTONのNYエリアを統括するカジャルと出会ったことがこのブランドの存在を知ったきっかけでした。
その後のやり取りでLONDONからブランド創業者の息子であるリシがSOLAKZADE東京店プレオープン中の7月17日に遊びに来てくれました。
リシは「ロンドンにあるHILTONの倉庫に70年代あたりのデッドストックの素晴らしい金張りフレームがある」「ブランドの歴史、フレームの素材を説明できるSOLAKZADEにうちの貴重なデッドストックフレームを預けたい」そう言いながらサンプルのデッドストックフレームをかばんから取り出して見せてくれました。
ブランドの倉庫からダイレクトのデッドストックなので、サイズも各サイズ揃っており、付属品も完備です。
モデル違いはもちろん、色違い、サイズ違いで揃えだしておられるツワモノもおられます。
サングラスにしても眼鏡にしてもどちらでもokな、稀に見る名フレームです。
下、「14KT RG」の刻印。
14カラットROLLED GOLD(ロールド・ゴールド)の意味。
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