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Never Mind  by solakzade

皆さんこんばんは。ファッション通信のMATSUです。 近年は"80年、90年代"のファッションがリバイバルされて流行しているらしいですが、僕にとって特に90年代は"10代"という青春時代に生きてきたので懐かしさを感じます。

多感で思春期な時期だったからファッションも音楽も夢中で追いかけてたのを覚えてます。

世の中の流行は15年〜20年周期で戻ってくると言われていますが、確かにそうですね。

90年代で思い出すキーワードと言えば...

"ジュリアナお立ち台・ボディコン・ギャル"

"バブル景気の終了"

"Jリーグ開幕"

"ナイキ・エアマックス・ブーム"

"ポケベル"

"女子高生コギャル・ブーム"

"渋谷系・ブーム"

"裏原系・ブーム"

"スケーター・ブーム"

"地下鉄サリン事件"

などなど...

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まだまだいっぱい思い出せるけど、懐かしいわーって思ういろんなキーワードが浮かびます。

90年代は携帯電話やインターネットの普及によって現代は情報化社会になり、情報の伝達はスピードを上げていきました。

情報の量が増え伝達がスピードを上げ、流行の流れも速くなってしまい"流行りモノ"がすぐに陳腐化しているのが現状です。ファッションも音楽も...

毎号出るのが楽しみで愛読して好きだった雑誌もインターネットの普及に伴い次々と廃刊になって、読む楽しみが減ってしまい悲しかったです。

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90年代の10代だった頃はこんな雑誌が本屋に並び、ギターとバンドに明け暮れて、レコード掘って、スケボー乗って、ファッションやストリート・カルチャーを学びまくって、 渋谷系男子みたいな事を田舎で追いかけていたのを覚えてます。笑

インターネットの普及によって人々の個人の自由と民主主義が拡大して豊かになったと言われていますが、その反面デメリットも多く抱えています。

"監視社会化"の進行で個人情報が国や企業に収集され管理されてしまい、個人の生活やプライバシーが把握・監視されてしまっている世の中になってしまいました。

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9・11のテロ以降は犯罪の抑止のために"情報監視体制"が強化され、監視のテクノロジーが進化すればするほど個人のプライバシーの保護の問題も出てきて、ニュースで情報漏洩の問題がよく取り上げられていたのを覚えています。

さて...本題に戻って、90年代のファッションはその時代に盛り上がっていた新世代の音楽系アーティストによってファッションの流行りが形成されていたように感じます。その頃のアーティストがかけていたアイウェアにも注目できます。

"ヒップホップ"

"グランジ・ロック"

"ブリッド・ポップ"

"ミクスチャー・ロック"

"ハード・コア"

"渋谷系ミュージック"

などが90年代は盛り上がっていましたね。あ、小室ファミリーも。笑

"ヒップホップ"からはキャップに腰パンでラージ・サイズのダボダボ・スタイルのいわゆる"B-BOY系"が流行。

日本でもブッダ・ブランド、スチャダラパー、EASTEND × YURI(DA・YO・NE)などが一世風靡して、B-BOYスタイルが浸透していきました。

海外のヒップホップでは2pacやThe Notorious B.I.G(ビギー)などが"西と東"の抗争が話題になり、お互い射殺されるという90年代ヒップホップ界最大の悲劇もありました。(カラー・ギャングと呼ばれるいわゆる日本で言う"チーマー"の発祥もここからと言われている)

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2pacのお気に入りはGaultier(ゴルチェ)のサングラス。

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ビギーのお気に入りはVERSACE(ベルサーチ)のサングラス。

グランジ・ロックからはやはり"NIRVANA"(ニルヴァーナ)のカート・コバーンのスタイルで"グランジ・ファッション"も流行。(本当はオルタナティブ・ロックの呼び名が正しい)

"グランジ"とはその呼び名の通り"汚らしい"を意味し、見た目やファッションから取った呼び名でもあります。

金髪の長髪、ヨレヨレのネルシャツやニットにボロボロのダメージ・ジーンズ、そこに履き潰したコンバースのスニーカーは新世代のロック・キッズの象徴的スタイルになりました。(僕も中学生時代はグランジ・スタイルでした笑)

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90年代にこの"オルタナティブ・ロック"が盛り上がりを見せた背景には、"サイケデリック・ブーム"だった70年代が終わってしまい、1980年代は都会的で娯楽性の高い"売れ線狙い"の商業的な大人なロック・サウンドがヒット・チャートを埋め尽くしていた事が原因にあります。

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そこに反発して耳を傾けない熱心なロック・キッズ達が家のガレージで音作りをして、アンダーグラウンド・シーンでオルタナティブ・ロックを演じ、ついにR.E.M、SONIC YOUTH、Red Hot Chili Peppersなどのオルタナ代表格バンドがメジャーへとのし上がったわけです。

そんな中で一気にスターダムにのし上がってきたのが、歴史的名盤アルバム「Never Mind」をひっさげてアメリカ・シアトルから登場したこのニルヴァーナなんです。

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このアルバムを最初に聴いた時は衝撃を受けたのを覚えています。

PVはこちら↓

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トレード・マークでもあるこのサングラスがめちゃくちゃカッコいい。

"オルタナティブ・ロック"はノイジーで前衛性もあり、破滅的で気だるいフォーク・ロックやサイケデリックな要素もあるので、60年代〜70年代の音楽から強い影響を受けている事が分かります。

流行りが"15年〜20年で繰り返される"というのが納得できますよね。

そうそう、補足ですが、近年はレコードのブームも再来しており、渋谷、新宿方面も新しいレコード専門店が開店してきています。そんな中で、90年代のレコードがめちゃくちゃ高騰しているんです!

なんと、このニルヴァーナのNEVER MINDのオリジナル盤だったら2万前後の値打ちが付いています。その他90年代のアーティストも数万はくだらない値が付けられています。

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90年代の主流はCDに移行している時代なので、逆にレコード盤でプレスされた枚数は少なく"希少性"があるのと、近年の90年代の人気の再来が原因となっています。

音楽のみならず、近年はこの回で紹介した90年代のヒップホップとグランジ・ロックのファッションがまたリバイバルされてきています。

しかし...90年代の勢いはこれだけではなく、まだ他にも流行っている裏付けの証拠があります。

次回は90年代の渋谷系、ブリッド・ポップ、ハード・コアについて迫りたいと思います。

それでは、次回をお楽しみに。

SOLAKZADE

MATSU

I'm Collector  by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。 皆さんは何か集めているモノはありますか? 

収集癖というやつはありますか?

誰でも小さい頃からビックリマン・シールを集めたり

プロ野球選手のカードを集めたり

ちょっとキモいやつはマガジンのアイドルの写真を切り抜いて集めたりしてたと思います。

しかし、、大人になると不思議と収集する習慣はだんだん無くなっていきますよね。

でも、男なら一度集め出すと止まらない収集するロマンみたいなものを知っていると思います。

"コンプリート"という言葉を感じたくて、"コレクター"だと自負したくなる気持ちは誇らしい。

僕自身もアイウェア以外に集めているモノは、病的なくらいのレコード・コレクターでもあります。

自己満でもいい、誰かに認められなくてもいい

でも、なぜだか集めたい、並べたい、揃っていないと気が済まない。

もし、そこまで考えてしまっていたら、あなたも何かの立派な末期コレクターです。   こちらをご覧ください。どーん こちらのコレクションはあのElton John(エルトン・ジョン)のアイウェア・コレクションです。

アイウェア・コレクターの世界では有名な写真です。いつ見ても圧巻の一言。

エルトン・ジョンはアイウェアに魅せられて、これは病的なくらいに本気で収集してきた賜物でしょう。

とにかく凝り性なエルトン君は靴まで集めちゃいます...

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SOLAKZADEメンバーもコレクターが集まった集団です。

お店にも毎日のように世界中からアイウェアやジュエリー好きが集まってきます。

コレクターとして集める為に通っている方から

気がついたらコレクターになってしまっていた方まで、

ひとつ手にしたらとことん追求したくなるのが、ヴィンテージの魅力でしょう。

そんなコレクターのあなたにお届けするアイテムがこちらっ。

SOLAKZADE ORIGINAL ー

その名も"STORAGE CASE for 12PCS"

金の真鍮プレートで"S"のロゴ入り。Yeah

整理整頓が苦手な方もこれがあれば収納上手になれて、

増えてきたアイテムもこうやって収納して1箱で12本をコレクションする事ができます。   ほら、エルトン君のようにこうやって。お求めの方はSOLAKZADE Online Storeにお問い合わせください。 

SOLAKZADE

MATSU

CAZZIES by solakzade

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皆さんこんばんは。洋画劇場のMATSUです。 久しぶりに好きな映画のひとつでもある"Wild Style"を見ていたので、この時代にアメリカで流行っていた眼鏡"CAZAL"(カザール)についてフォーカスしたくなりました。

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と、その前に"Wild Style"とは1982年にアメリカで製作された映画で、ストリート・カルチャーやヒップホップの黎明期を記録した歴史的な作品。 カザールやストリート・カルチャーを語る上では、この映画は無視できないでしょう。

ただのヒップホップ映画ではなく、アート、音楽、ファッションまでここから新しい文化が始まり、多くに影響をもたらした聖書の様な映画です。

どんな映画かと言うと...

伝説のグラフィティ・アーティストたちによる数々のアートワークはストリート・アートの原点。

バスケットボール・コートでコールド・クラッシュ・ブラザーズとファンタスティック・フリークスのMCバトルとバスケの試合対決は名場面。

"B-BOY"とは"ブレイク・ビーツ"でダンスをするダンサーのこと。ブレイク・ダンスの先駆けでもあるロック・ステディ・クルーの面々が、マイクを握るビジー・ビーのMCで踊る姿は最高にクール。

家のキッチンにセッティングしたターンテーブルでDJプレイしているグランドマスター・フラッシュの神がかった姿と、ブレイクビーツの名曲の数々。 映像はこちら↓

この1980年代のニューヨーク、サウス・ブロンクスで起こった文化で大流行していた眼鏡が"CAZAL"(カザール)であります。

カザールを着けている人の事を皆は"CAZZIES"(カジィー)と呼びました。

その当時の記事を入手して読んでみたら、このカザールをめぐりいろいろな事件が起こっていてその内容にびっくりしました。 当時、西ドイツ製のカザールはブラック・フレームが非常に人気があり、これらの盗難が続出し小売店ではカザールを店頭に置く事を拒否するお店が増えていたようです。

「眼鏡が必要なお客さんはトラブルを恐れて、このブランドのフレームを買う事を恐れている。」と眼鏡店の店主は語っています。

その事件の具体的な内容はというと、

24歳のオーティス・グレゴリーはカザールを盗もうとした犯人の男に抵抗した結果、胸を刺されて死亡。

17歳のウィリアム・サンフォードはカザールをひったくって逃走した犯人を追っかけたら、ピストルで撃たれて死亡。

19歳のジェームス・ハモンドは親戚の所有していたカザールを盗んだ盗まないといった内容で喧嘩になり、腰部を刺されてしまって死亡。

具体的に3件の殺人事件を挙げたけど、警察の調べでは他にも同じような事件が多数起こっていたようです。

アメリカにカザールを輸入していた"Palm Optical"という輸入会社のレニー・フィレッドマン氏は1980年頃からカザールを市場に卸し始め、こんなに人気が出るとは誰もが予知しなかったそうです。

最初はニューヨーク、それからニューアーク、フィラデルフィア、そして人気は全米に広がっていきました。

眼鏡店の店主たちは「なぜこんなに人気が出るのか不思議だ。たかがプラスチック・フレームなのに」と語っていたそうです。

1980年代のアメリカのニューヨークの若者は貧困の中で考えた知恵とアイデアの中から新しい文化を生み出し、それが熱狂的な社会現象になり、その中でカザールの存在も彼らにとって必要不可欠な神聖なファッション・アイテムとなったのでしょう。

Wild Style↓

今でも熱狂的なコレクターが存在するカザール。SOLAKZADEもカザールを数100本所有しています。気になる方はお店に是非お越しください。

SOLAKZADE Onlineにもカザールが登場するかもしれないので、お楽しみに。

それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。(淀川さん)

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MATSU

Movies inspiration  by solakzade

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皆さんこんにちは。MATSUです。 いきなりだけど、映画は素晴らしいコンテンツで教科書だ。

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新旧問わず掘り下げながらいろいろ見るようにしていて、その映画の時代背景、ファッションスタイル、アイウェアまで映像に記録されているリアリティは大変興味深いものです。分厚い小説を短時間で1冊読めたらそれが1番良いけど、映画は2時間程度の映像に凝縮されているから、目で見ていても耳で聞いていてもいろいろな事が発見できます。

内容だけではなく"サウンド・トラック"(映画音楽)もその映画用に当時のミュージシャンが楽曲を録音していて、めちゃくちゃカッコいいレコードもたくさんあって同時に楽しめちゃいます。

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特にその中でも昔あまり評価されなかったB級映画などの"カルト・ムービー"の音や映画の内容がヤバかったりします。(僕自身、カルト・ムービーのオタクです)

映画には"時代設定"があり、その時代のキャラクターに合わせたメガネやサングラス、ハットなど小物類も登場してくるものもあるので、観察して見ているとその時代のトレンドは一貫しているものがあり、学ぶ事ができます。

皆さんも知っている身近な映画からも見る事ができます。

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Superman(1951)

1994年公開の映画"Quiz Show"では1950年代を舞台にした実話の映画で、実在した伝説の人気クイズ番組を描いた作品。そこに登場する挑戦者の男は50年代のタート・アーネルをかけていたり、普段着は50sファッションだったりとちゃんと時代設定に基いています。

1950年代はウェリントン型のセル・フレームがマスト・アイテム。Quiz Show(1994)

ブラピ主演の"Benjamin Button"は、1918年代戦後に"生まれてから若返っていく"という奇妙な話で設定が少しだけ曖昧だけど、同じく50年代のタート・アーネルをかけていたり、ブリム(ツバ)の広いハットをかぶっているという事は50年代という設定でしょう。

50年代のスーパーマンの風貌とそっくりです。Benjamin Button(2008)

ニコラス・ケイジ主演の"Face Off"では、キレキレのギャング役を演じていて、ギャングのイメージらしい赤いレンズの"リム・レス"(2ポイント)のドロップ・オクタゴンをかけています。時代設定は現代っぽいですが、ちゃんと30年代頃のギャングスター像を再現しています。

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Face off(1997)

それに関連して、1930年代から1940年代にかけて活動したジャズの巨匠でもあり"ビバップの父"と呼ばれたチャーリー・パーカーも、イケイケの全盛期はギャング顔負けの出で立ちで全く同じ形のドロップ・オクタゴンをかけています。同じく深い赤茶色系の色を入れてワルさが倍増。

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チャーリー・パーカーなどこの時期のジャズマンは、ギャングばりのワルも多かったからスタイルが一貫して似ています。1930年代に活躍したギタリストのチャーリー・クリスチャンもかけてますね◎

1930年代のミュージシャンやギャング、ちょっと普通じゃないリベラルな人たちにはドロップ・オクタゴンがマスト・アイテムだったという事がうかがえます。

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1930年代に実在した伝説の強盗ギャングを描いた"Public Enemy"でジョニー・デップは、見事にギャングらしい"パイロット・フルビュー"に赤いレンズを入れてかけています。

やはりニコラス・ケイジやチャーリー・パーカー同様に"赤いレンズ"="ギャング"は危ないカラーレンズのイメージを強めてくれるみたいですね。

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Public Enemy(2009)

時代設定のファッションには過去から現代まで一貫して共通している事が分かります。

皆さんもこれから映画を見る時は時代設定や、その時代のファッションをちょっと気にして観察してみたら発見があって楽しいですよ◎ 

それでは次回もお楽しみに。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ(淀川長治風)

 

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MATSU

Beatitude by solakzade

皆さんおはようございます。明日で35歳を迎えてしまうのに大人になれないMATSUです。 毎度お馴染みのこのコーナーではバック・トゥ・ザ・ベーシックという事で、定番のアイウェアからそれにちなんだ文化や歴史を紐解いて紹介していきます。

ここ数年のヴィンテージ眼鏡のブームに火をつけたと言っても過言ではないTart Optical(タート・オプティカル)。

復刻も出たりでなんだかんだ聞いた事があるという人も多いのではないでしょうか。王道になりつつあります。

1948年にアメリカ・ニューヨークで創業されて以来、世代を超えて愛され続けているブランドのひとつです。

昔から時代を象徴するいろんな著名人が着用してて、映画、音楽、政治、文学の世界まで幅広い分野でタートは登場します。

僕も初めはアメリカン・ヴィンテージの黒縁眼鏡を買ったりしていてタートも好きなブランドのひとつなのですが、なぜこのブランドは皆をここまで虜にするのか...。

"デザインが良い"とか"出来が良い"とかもあるかもしれないけど、やっぱりタートは理屈抜きにして昔からイケてる人が着けてるからカッコいい。ただそれだけで魅力があり欲しくなるし着けたくなるものです。

自分に似合う似合わない関係なしに、男なら誰でも一度はジェームス・ディーンみたいに男前な眼鏡男子になってみたくて着けてみたい衝動に駆られた事があるはず。

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1930年代までは眼鏡の市場はメタル・フレーム(金属製)が中心だったけど、1940年代の第二次世界大戦後は安価で量産に向いていたセル・フレーム(プラスチック製)が登場。アメリカ国内は様々な眼鏡ブランドが立ち上がりました。

1950年代のトレンドはほとんどセル・フレームと言えるでしょう。様々な資料を調べて見ても著名人はセル・フレームばかり着けている写真が多く、黒色かべっ甲色の二分の人気に分かれています。

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タートが創業された1948年のアメリカ・ニューヨークはどんな時代だったのか。

新しいカルチャーも続々生まれ、アンダーグラウンド・シーンでは"ビート・ジェネレーション"が誕生。後に音楽、文学、芸術に多大な影響を与えた世代の登場です。

"ビート・ジェネレーション"とは、第一次世界大戦(1914年-1918年)から1920年代に生まれた世代で、1950年代のカウンター・カルチャーの最先端をいった若者の事を指します。簡単に言ってしまえば不良みたいなもんです。

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ビート・ジェネレーションの"beat"の意味は"beatitude"(至福)からきています。鼓動がノッている気持ちや、喜びの表現でもあります。皆は彼らを"ビートニク"と呼びました。

戦後の1950年代のアメリカは経済成長期で、産業も大発展して保守的な中産階級層が拡大しました。学歴社会、機械の様に人間が管理される労働、保守的でステレオタイプな社会...、アメリカはこういった社会が形成されていく時代でもあります。そんな中で眼鏡の中小企業も増えていきます。

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1950年代のアメリカの社会に対して幻滅し、不満をおぼえていた若者たちは人生を自ら捨て去り、終わりのない放浪の旅に出る者も多かったのです。いわゆる"バックパッカー"の出現で、こうして"ドロップ・アウト"という言葉も生まれたそうです。

代表作はアレン・ギンズバーグの"Howl and Other Poems"(吠える)や、ジャック・ケルアックの"On the road"(路上)。映画も出てるから面白いのでオススメですよ◎

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自分探しの放浪の旅をしたり、気の合う仲間と共同生活をしてみたり、ジャズなどの音楽に合わせてパーカッションを叩いて踊ったりして、ドラッグでの精神の解放によって自分自身の価値や自由を追求しようとしました。(良い子は真似しないでね)

ちなみにタート愛用者のジェームス・ディーンやあのマーロン・ブランドもビートニクの1人。

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1950年代の社会体制や価値観を否定し反抗したビートニクたちは、"自分らしさ"を取り戻す為に自分の思い思いの言葉を詩や物語にしました。それを聴衆の前で朗読する"ポエトリー・リーディング"という文化活動を行っていき、多くの若者達から熱狂的な支持を得ていきます。ビートニクの思想は多くのミュージシャンやヒッピーをはじめ、ニュー・レフトと呼ばれる左翼系の政治活動家たちにも多大な影響を与え、なくてはならない思想・哲学の基準になっていきます。

ボブ・ディランはビートニクの思想にいち早く影響を受けたミュージシャン。この眼鏡もタートっぽい。

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ボブ・ディランからザ・ビートルズ、そしてその後のジミ・ヘンドリックスからヒッピー・カルチャーまで、ビートニクの影響は計り知れないです。

1948年にビート・ジェネレーションと同じ年代に始まったタートは、戦後に多くの眼鏡の中小企業が増える中で、もしかしたらビートニクの精神を持ち合わせ、他にはない自分らしさを追求して眼鏡作りをしていたんじゃないかなって勝手に考えてます。

そんな時代に創業し、生み出したデザインだからこそ、タートは時代を経ても多くの芸術家や文化人に支持される普遍的なものになったのかもしれません。

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MATSU 

Feelin' it "Gaultier" Eyewear  by solakzade

皆さんこんにちは。最近ニキビができたMATSUです。 半年前の夏にタイ・バンコクに買い付けに行った時に仕入れて来た"Jean Paul GAULTIER"(ゴルチェ)の残り在庫数もわずかになってきました。

ここ数年で爆発的に人気になり、市場の相場も上がってきていてデッドが入手困難になってきているブランドで、探している人の問い合わせが毎日絶えません。

ゴルチェのサングラスはインダストリアルなデザインで、クラシックをベースにアバンギャルドでパンクな要素があり、ゴージャスでエレガントさの中にも荒れたストリートを感じさせるのが魅力的。

音楽で例えるなら、まさに80年代〜90年代のノイズ・ミュージックやインダストリアル・ロックの様な音って感じ。洋服のほうはビジュアル系の人たちに愛用されたのが納得。

日本のアーティストではいち早くBOOWYやTHE ALFEEがステージ衣装やアルバムのジャケットでゴルチェを好んで着ていましたね。

ゴルチェのゴールドを基調にしたサングラスは22金のメッキで金色味が強く、煌びやかでゴージャス。この目立つくらいの成金風のゴールドのサングラスは90年代のHIP HOPアーティストにとっては大好物でした。

1970年代〜80年代の不景気なアメリカで生き抜いた若者は"芸術や音楽で成功する"というアメリカン・ドリームを夢見ていた連中が多かった。ゴールドのロープ・チェーン、ゴールドとダイヤのブリブリな指輪、ゴールドの時計というスタイルは、貧しい環境で育ったアーティストにとっては"成功者"を意味するものでした。

あのドル箱売れっ子HIP HOPアーティストのJay-Zが96年にリリースした"Feelin' it"でこのゴルチェの56-6104を着用しています。広いお庭のリッチな豪邸...そして、クルーザーに乗りながらシャンパン片手に取り巻きのギャルを引き連れてラップをしている姿は、まさに成功したドル箱スターの証。

PVはこちら↓

ちなみにこの曲はジャズ・ピアニストのAhmad Jamal(アーマッド・ジャマル)のレコード"Jamal Plays Jamal"(1974年)からの曲"Pastures"のピアノのワンフレーズからサンプリングされています。補足ですが...「サンプリング」とは、いろいろな業界で使われる言葉ですが、音楽においての定義で言うと「過去の曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を制作する音楽製作法・表現技法。」という事になります。

元ネタはこちら↓

このレコード自体、De La Soulやいろんなアーティストにサンプリングされまくった名盤中の名盤です。

サンプリングやコラージュという表現手法は、単に音楽のいち制作方法のみだけではなく、過去と現在を繋ぎ合わせて、これらを新しい文脈で伝えていくという革新的な表現方法。

クリエイティビティの可能性を追求する者にとってサンプリングは、新しく進化していく時代には必要で、芸術やデザイン、ファッションの世界でも非常に重要な役割です。

ゴルチェが生み出したデザインや発想も、過去と現在を繋ぎ合わせて未来を描き出した革新的なものだったからこそ、様々な人たちに支持されたのでしょう。

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MATSU

OCTAGON by solakzade

皆さんこんばんは。いつもオールナイト・ニッポンばりの深夜の投稿でお騒がせのMATSUです。 今夜も最後までお付き合いください。

世の中の眼鏡には様々な形やスタイルがあります。

ラウンド(丸)、オーバル(楕円)、スクエア(四角)、ボストン(玉型)などなど...、その他にもたくさんの形があって皆さんも馴染みのある形の眼鏡はお持ちでしょう。

うちのお店に来た事ある人や眼鏡上級者の方はすでに知っていると思いますが、特に好きな形があります。

その名はオクタゴン(八角形)。

知らない人や、まだ着けた事なくて未体験の人は 「えーマジすか、こんなの自分に似合うかな」って思う人もいるかと思いますが、ご心配なく。これがまた誰でも似合っちゃうんです。

不思議とラウンド(丸)やスクエア(四角)よりも顔に馴染み似合いやすく、面長な顔の人も丸顔の人も、どんな顔の形でもいけてしまう優れものと言える形です。

5年近く前にイギリス・ロンドンの買い付けでGETしてきた時はまだ世間では広くは知られてなかった形だけど、最近ではいろんなブランドがリリースするくらいすっかり定番になりつつある形。

奇抜な形に見えるかもしれないけど、遡る事1920年代、このオクタゴンという形はもうすでに存在していました。1920年代当時のカタログにもしっかり載ってます。その背景には"アール・デコ"が関係しています。

1925年、この年にパリで1900年に開催されたパリ万国博覧会が25年ぶりに行われました。1900年の大規模なパリ万博に比べると小規模なもので、装飾美術と工業美術の限られた分野を中心としたものだったようです。

この時の博覧会の正式名称はめちゃくちゃ長いですが「現代装飾芸術・工業美術国際博覧会 Exposition Internationale des Arts Decoratifs et Industriels Modernes」と言います。

これが当時のフライヤー。イケてるね◎

アール・デコの"装飾美術"と"工業美術"とは、生活様式に関わるデザインを指していて、建造物をはじめ、家具や内装、服飾や宝飾など身近な生活の中のデザインを制作する技術の事を言います。

この博覧会で最も注目された人物はあのココ・シャネル。ゴージャスなドレスや、あの有名な香水"CHANEL No.5"は大きな話題になって、その後の彼女は世界に知れ渡るパリ・ファッション界の女王となります。

ちなみに、"CHANEL No.5"はロシアの作曲家イゴール・ストラヴィンスキーとの禁断の愛で完成させた香水。その話はフランス映画"Coco Chanel & Igor Stravinsky"で観れます。映画のポスターのデザインもやはりアール・デコ。

なかなか面白い映画ですよ◎

アール・デコは言わば建造物の表層などの造形で、有名な建物ではエンパイア・ステート・ビルやロックフェラー・センターなどのデザインがあります。日本の昭和初期などの建物の壁に張られたタイルやアパートのベランダの柵など、ほとんどがアール・デコだと言えますね。懐かしい感じ。

デザインから見て分かる通り、アール・デコはシンプルで直線的なものが多く、安価な鉄筋コンクリートを用いていて、大量生産・大量消費を可能にした近代工業の象徴だったようです。

1920年代というのは現代の僕らの生活の枠組みができた時代で、空には飛行機が飛び、"動くアール・デコ"のクイーン・エリザベス号などの豪華客船による観光旅行が盛んになったり、汽車や車が走り始めたり、アメリカではテレビまで発明されたりもします。

この時代を象徴するリズミカルでメカニックなスピード感ある表現こそが、アール・デコのデザインの基調となったと思います。電波がビュンビュン飛んでる感じを表現したジグザグ模様やモザイク柄、スピード感のある流線型などは建造物や乗り物だけじゃなく、服飾や眼鏡のデザインにも用意られました。

ちなみに、後々のレコードジャケットもアール・デコ調のデザインが多く見られていきます。

そんな時代に突如と現れた眼鏡...オクタゴン(八角形)。カクカクしてる。

第一次世界大戦後の1920年代は「黄金の20年代」って言われる程にすごく景気が良く、ファッションを盛んに楽しむ人たちも一気に増えました。

アメリカもヨーロッパも、街には最先端のファッションでキメ込んだイケてる男女の姿があり、楽しむ為にイケてる遊び場を求めて、その頃大流行したJAZZが演奏されているクラブやキャバレーなどへ皆んな踊りに行ってました。

お洒落をしてジャズで踊る。この世代の人々を「ジャズ・エイジ」と呼びました。1920年代はラジオもレコードも普及して、人々の生活に音楽が身近な存在となった時代です。

僕は社会が自由を求めて活発に動き始めた時こそ、その衝動で何かが生み出されるものだと思います。オクタゴン(八角形)は1920年代という時代を象徴している。

コンサバな人たちがラウンド(丸)の眼鏡をしているのに対して、禁酒法の中で勢力を増していったギャングたちや、その他リベラルな人間が好き好んでオクタゴン(八角形)を着けていたのは、時代の思想と対極にいるファシズムへの抵抗の表れだったのでしょう。

時代は巡り続けて、60年代の自由を求めて音楽を愛したヒッピー達の影響にまで受け継がれていくのです。

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MATSU

Back in the days by solakzade

皆さんこんにちは。MATSUです。 以前にNY発の音楽雑誌の企画・編集をしている時に、音楽とファッションの文化の様々な歴史には"混血"や"人種問題"が関係していると気づき、その周辺の事をいろいろ調べました。

その中でいろんな資料やレコードジャケットの中のアイウェアを見て、ヴィンテージ眼鏡にも興味を抱きました。

初めに購入したのが50年代のアメリカン・ヴィンテージ。黒人のジャズと、白人のビートニクのスタイルが混在しているアメリカ製の眼鏡にはファッション的にも音楽的にも、すごく魅力を感じる。

肌の色なんて関係ない。ジャズやロック自体も"混血"が生んだ産物でもあります。ミックスなスタイルがどの時代でも素晴らしいものを生み出す。

そもそも混血とは。それが生んだ音楽やファッションの文化とは。

まず、ジャズが生まれた背景には"クリオール人"という人種が関係しています。アメリカの南部ニューオリンズに移り住んだフランス人やスペイン人の人々と、アフリカ系の黒人との混血を"クリオール"と指します。

そのクリオール人の混血のルーツを調べて1番興味深い話がある。

遡る事1700年代前半頃、アメリカ南部に奴隷として運ばれてきたアフリカ系の黒人の結婚相手が不足してしまって、フランスやスペインで悪さをして監獄に入っていた女刑囚達が送られてきて無理矢理結婚させたというもの。

ここで初めて生まれたのがヨーロッパ系の美人やイケメンのスタイリッシュでオシャレな黒人のハーフという事になります。

クリオール人は純粋な黒人とは違い、ひどい差別を受ける事なく一般のニューオリンズ市民と同じように学校に通って教育を受けて勉強も学べたし、商売も営んでお金を稼ぐ事もできました。

ヨーロッパ人の西欧的な上流な感覚と、アフリカ系の独特な自由で野生的な感覚を持ち合わせたクリオール人は、ファッションセンスも音楽の感覚も超センス抜群でした。

19世紀頃のニューオリンズには独特なクリオール文化があり、中にはクラシック・オーケストラの楽団に入って楽器や西欧の音楽理論を学び、音楽教師になる人も多かったようです。

ですが...南北戦争(1861~1865)の終結と共に、クリオール人はピンチを迎えます。

奴隷解放令が発布されると、南部白人の怒りの矛先は北部白人だけではなく、南部で裕福な生活を送っていたクリオールにも向けられました。

「黒人の血が混ざっている者は、皆黒人と見なす」というアメリカ南部の州法"人種隔離法"によって、クリオール人は純粋な黒人と同じに扱われて身分的にもどんどん落ちていきます。

しかし、クラシックなどの西欧音楽を学んできたクリオール人の音楽センスと、純粋な黒人の独特なアフロ・アメリカンのブルースと音楽センスが混ざり合い化学反応を起こし、独特な音楽表現を生み出すことになったのが初期のジャズの形成となりました。

人種隔離法がなかったらジャズという音楽と文化は生まれなかったかもしれません。

ROCKもR&BもSOULもFUNKも現代音楽もCLUB MUSICも生まれてないかもしれないし、そこにあるアイウェアやファッション文化も生まれていない。時代はすべて過去から未来へのミクスチャー。

ニューオーリンズがかつて奴隷制があった時代に、アフリカから労働力として強制的に連れて来られた人々など、多種多様な人種が集まって、新たな文化が生まれやすい土地だったということが、ファッションも音楽も人類最大のミクスチャーを生み出したという事です。

SOLAKZADE

MATSU

Color Lens by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。 今お持ちの眼鏡フレームのレンズカラーに飽きてしまって変えたいと思った事はありませんか?

眼鏡フレームは持っているのにレンズを入れる事なく眠ってるフレームを持ってる人もいるでしょう。

レンズを替えたいのに、どこに頼んだらいいか分からないそこのあなた。当店がその悩みを解決しますよ。

どこかで手に入れたヴィンテージの眼鏡フレームも、最近買った現行の新品のフレームでもうちに持ち込んでもらえたら、パーフェクトかつカッコよくクールなレンズを提案します。

レンズは"ガラス"と"プラスチック"の素材2種類から選べ、フレームに合わせた素材のレンズを提案します。

カラーバリエーションも豊富。ブルー、グリーン、ブラウン、レッド、イエロー、パープルなど、様々な色が選べます。

各色のカラーの濃度も選べ、薄めから濃いめまでフレームの大きさやデザインに合わせて濃度を決めます。

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サングラスの歴史は遡ればいろんな諸説があるけど、様々な参考書を読んでいると古くは北極圏のエスキモーが太陽から目を保護する為に作られた"遮光器"が始まりと記されています。

レンズはなく、板やアザラシの皮に切れ目を入れた簡素なものだったようです。

レンズの歴史に関する記述では古代ローマ皇帝ネロ(在位54~68)が剣闘士の戦いぶりを見るのに、エメラルドをレンズのように透かして見物したという記録が残っています。もうこの時にはすでにレンズの様なもので目を保護するという概念があったんですね。

ガラスを使った簡素なカラーレンズがはじめて開発されたのは1885年まで遡るが、現在の様な可視光や紫外線を遮断できる光学的なレンズの完成を成し遂げたのは1930年代のアメリカのボシュロム社(Bausch & Lomb)。

確かにボシュロム社(Bausch & Lomb)が1929年にアメリカ軍から「パイロットの目を保護するサングラスを作ってくれ」と依頼を受けた時に開発したレンズが"グリーン・カラー"。

古代ローマ皇帝ネロがエメラルドのグリーンですでに強い光から目を保護しているのが理にかなっている。

1930年以降レンズの開発が進み発達していくと、気軽にいろんなカラーレンズが楽しめる様になり、目を保護するだけではなく、1950年代以降にはファッション的にカラーレンズを楽しむ人たちが増えました。

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60年代以降のレコードジャケットやアーティストを見てみると比較的、薄めの色のレンズが流行しているように思える。サイケデリックなファッションにはレッドやブルーなどの目が透けるくらいの飛んだカラーレンズ。最近の流行のカラーレンズに近いところがあります。

リターン・トゥ・カラーレンズ◎

皆さんも気分を変えて、カラーレンズを楽しんでみては?

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MATSU

1960s Rodenstock投下 by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。Rodenstockについて簡単にお話しましょう。

American OpticalやBausch&Lombなどの眼鏡メーカーのことは

聞き馴染みがあっても、このRodenstockについてはあまり知らない方もいらっしゃるでしょう。

Rodenstockは1877年にドイツ・ヴュルツブルク(現在はミュンヘン)に設立され140年以上もの歴史を誇り眼鏡とレンズを製造する光学メーカー。

眼鏡メーカーで言えばドイツ代表みたいな感じです。

眼鏡メーカーの歴史順にしても、

1833年にAmerican Opticalが設立

1863年にBausch & Lomb Optical Companyが設立

1864年にShuronが設立

1877年にRodenstockが設立

と、同時にこの年にエジソンがフォノグラフ(蓄音機)を発明。

蓄音機とは世界初の実際に稼動した再生可能な円筒式レコードのことです。

レコードの基本原理の1番最初。エジソンは偉大だ。

そんな蓄音機というヤバいマシーンと同時に登場したメーカーRodenstock。

軍事も自動車も様々な面で技術の高いドイツだけあり、Rodenstockも光学メーカーとしてドイツを代表するブランドになりました。

ドイツは音楽も実験的で面白いアーティストが多く、いち早く最新の機材を導入したり次々と新しいジャンルを生み出す先進的な国。

素材もデザインも高級感と存在感があるデザインはドイツらしく力強い、いい意味で無骨な雰囲気。

60年代のRodenstockは高級な12金張りを施し、長年艶やかな状態を保ってくれます。

当時から高級眼鏡ブランドとして、ハイエンド向けから一般ラインまで展開し

現在も85カ国に支社を持つ現存するブランドです。

SOLAKZADE

MATSU

中トロ PARISが投下 by solakzade

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きました。僕の好物。簡単には手放したくないなあ。 と思いながら販売せずに大切に取ってたフレーム。

前回のPARIS仕入れで岡本兄がゲットしてきたフレーム。

いつかスペシャルな企画で出そうと思ってたんだけど、それを今日にしますね。

本鼈甲のグレードは中トロ。うんうん十分。

 

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RIO

50s Jazz Style  by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。 家のレコードを整理しているといつも目につくのが眼鏡ジャケ。

特にジャズのレコードはイケてる眼鏡を着けているジャケがやたら多いです。

50年代〜60年代のジャズのジャケには数多くの眼鏡が着用されていて興味深い。

ブランドを特定できるものもあれば、どこのブランドが分からないけど

めちゃくちゃカッコいいものも存在する。

50年代のジャズマンのスタイルは黒縁やべっ甲のセルフレームというのがトレンド。

ヒップなスーツに身を纏い、眼鏡をかけて知的なミュージシャンを気取って演奏する姿は

今見てもクールで不良な大人の男の象徴。

知的さと不良の一面を兼ね備えたジャズマン達は

実際に第二次世界大戦後はジャンキーが多かったらしい。コルトレーンもマイルスも...

「Jazz」という言葉は黒人のスラング語で「Jass」と言い、性行為の意を持った言葉。

もともとはフランス語の"jaser"(元気をつけるという意)からきたものです。

ジャズはニューオリンズが発祥の地と言われ、1897年にストーリーヴィルという歓楽街(売春街)がオープンし、そこで1910年代半ばまでにキャバレーや売春宿で演奏された音楽がジャズとして進化して栄えたと言われています。

音楽の話はここまでにして...

まだ見ぬ眼鏡もレコードもこれからも掘り続けてどんどんアップするのでお楽しみに。

SOLAKZADE

MATSU

1980's DUNHILL by solakzade

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DUNHILLはDIORと同じく1970年代から1980年代にかけて最も重要なアイウェアを作り出したブランドです。 当時のDUNHILLのブティックでだけでなく、どの町の眼鏡店にも必ず取扱ブランドとしてこの2つのブランドが最高にイケててプレミアムなクオリティのフレームとして並べられていました。

メタルフレームはもちろんかっこいいですが、DUNHILLのセルフレームが今の気分です。

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当時のDUNHILL、DIORのフレームのプラスチック部分は「オプチル(OPTYL)」という名前の特殊素材。

オプチルは1964年にオーストリアで開発された素材で、アセテートに比べて20%軽く、アレルギー反応もアセテートよりも出にくく、独特の透明感と発色の良さが大きな特徴です。

アビエイタースタイルのセルフレームでも、透き通った色味が柔らかい印象を出してくれます。

フレンチっぽいうすーい生地の色でちょうどいいアビエイターってなかなか無いんですよね。

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ちょっと黄色味がかったクリアがcool!!クリアレンズでかけましょう!!

NAOTO

混雑時の入店制限についてお知らせ by solakzade

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本日(10/16(日)15:20-16:30くらい)にソラックザーデにお越し下さっていたお客様、店頭の異常な混雑でゆっくり商品をご覧いただけず、大変申し訳ありませんでした。

 

 

トランクショーなど開催していない日は、平日でも3-4人、土日は4-5人のスタッフが店頭にいるよう努めておりますが それでもスタッフ数を大きく超える組数のお客様に来ていただくタイミングが時々ですが、あります。

 

 

今後、特に土日祝日での混雑時には次のようにオペレーションをとらせていただきます。

 

 

・現場にいるスタッフの判断で、混雑による入店制限をかけさせていただくことがあります。 ・お待ちいただくことが可能であれば、玄関手前の階段にて入店をお待ちいただくことになります。(階段ではなく道の脇に腰掛けている長蛇の列は2階のGoro'sさん向けの列ですので間違えないようにお気をつけください。) ・並び場所や入店までのおおよその並び時間などはスタッフが現場でご案内します。 ・お待ち頂かずに入店のタイミングをあらためていただくことももちろん可能です。 ・身体の不自由な方など、お並びいただいたり、再来店いただくことが難しいと現場スタッフが判断した場合は、その方を優先的にご案内させていただくこともあります。

  以前からも、ときどき混雑しすぎてゆっくり見れないような雰囲気になってしまい気を遣わせてしまうようなことがありましたが 今後はそういう状況をできるだけ作らないように、しっかり対応させていただければと思います。

 

 

また混雑緩和のために、土日祝日にお越しいただくお客様であまり時間に余裕がない方は、

次のことをお勧めします。

 

 

・ご来店前にリアルタイムな混み具合を電話でご確認いただければ、お答えします。 ・土日祝日に視力測定をご希望の場合、もしくは視力測定が必要になりそうな場合は、できる限りお電話で事前にお知らせいただければ助かります。

 

 

と言っても、9月は天気が悪い日とか、土日でもめちゃくちゃ空いてたんですけどね。

 

 

一人一人のお客さんと対話させていただくスタイルは変わらず

これからも今まで通りのソラックザーデを運営していきます。

 

 

お客さんとの対話を通じてお勧めを提案させていただき、雑談も交えながらでソラックザーデを楽しんでいただきたいので、ご理解とご協力をお願いできれば幸いです。

 

これからも変わらず、ソラックザーデを楽しんでください。

 

【緊急告知】10/30(日) シークレットトランクショーin福岡 / Secret Trunk Show in Fukuoka by solakzade

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今月末の10/30(日)に、福岡中洲の某ホテルの一室(スイートルーム)で「シークレットトランクショー」を開催させていただきます。  

今年4月に大阪で開催したシークレットトランクショーの様子はコチラ

シークレットトランクショーは、遠方にお住まいでこのブログを見てくださっている方のためのトランクショーです。

いつも遠くから興味を持ってくださっていたり、はるばる東京の店舗に来てくださっているのがありがたいので

スペシャルアイテムもしっかり揃えていきます。

福岡を中心に九州の皆さん、10/30を楽しみにしていてください!

[ご予約について]

「シークレットトランクショー」は完全アポイント制です。

ご予約時に、興味あるアイテムがあれば、ざっくりとしたイメージだけでもお伝えください。

優先して持っていくようにします。

ご予約は電話でもメールでも。

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03-3478-3345

info@solakzade.com

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[日時]

2016年10月30日(日)

1枠: 14:30~15:30

2枠: 15:30-16:30

3枠: 16:30-17:30

4枠: 17:30-18:30

5枠: 18:30-19:30

6枠: 19:30-20:30

7枠: 20:30-21:30

8枠: 21:30-22:30

9枠: 22:30-23:30

[場所]

ご予約いただいた際に、「ホテル名」をお知らせします。

トランクショー当日14:00ごろに「部屋番号」をお電話でご連絡します。

[販売アイテムについて]

東京から持っていくアイテムは、これから予約くださる方の雰囲気やリクエストに応えて決めていきます。

アイテムの候補は以下の通りです。

Solakzade Originalの18K

の受注もここであと2本だけお受けします。

2016年1月に発売した

Solakzade Original Silver925のプロト

も全型ではないですが、アトリエから持っていきます。

<Solakzade Original>

・18K 2POINT CROWN-HEX(2016s)

・SILVER 925 SAMPLES(2016s)

・CARIBBEAN(2016s)

・No.2(2016s)

・POLITICIAN(2016s)

・STORAGE CASE(2016s)

<US VINTAGE>

・AMERICAN OPTICAL(1850s-1960s)

・BAUSCH & LOMB(1890s-1960s)

・B&L RAY-BAN(1960s-1990s)

・TART OPTICAL(1940s-70s)

・SHURON(1890s-1960s)

・IMPERIAL OPTICAL

・ART CRAFT(1930s-60s)

・PATHWAY(1950s-60s)

・TITMUS(1950s-60s)

・SRO(1940s-60s)

・SHADY CHARACTER(1980s)

<UK VINTAGE>

・OLIVER GOLDSMITH(1960s-70s)

・PAUL GREEN(1950s-60s)

・VICTOR JAY(1950s-60s)

・ALGHA(1950s-70s)

・SAVILE ROW(1988-90s)

・HILTON CLASSIC(1970s-80s)

<GERMAN VINTAGE>

・CAZAL(1980s-90s)

・RODENSTOCK(1950s-70s)

・METZLER(1950s-60s)

・VIENNALINE(1950s-60s)

・MENRAD(1960s-70s)

・NEOSTYLE(1990s)

<FRENCH VINTAGE>

・CARTIER(1980s-90s)

・ALAIN MIKLI(1980s-90s)

・YVES SAINT-LAURENT(1970s-80s)

・CHRISTIAN DIOR(1970s-90s)

・MAX PITTION(1940s-50s)

・PHILIPPE CHEVALLIER(1960s)

・PAULETTE GUINET(1960s-70s)

・MAISON BOINET 本鼈甲(1960s)

<ITALIAN VINTAGE>

・PERSOL RATTI(1950s-95s)

<JAPAN VINTAGE>

・ESSEL HOYA(1970s-80s)

・EYEVAN(1980s-90s)

・LUNETTA BADA(1980s-90s)

・JEAN PAUL GAULTIER(1980s-90s)

・GENUINE TORTOISE SHELL 本鼈甲(1970s-90s)

<ANTIQUE GOLD JEWELRY>

・RING

・LONG KEY CHAIN

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眼鏡のコレクション用ストレージケース12本収納/Storage Case for 12pcs by solakzade

4年前からソラックザーデ店頭で使っている12本収納のコレクション用ストレージケース。 これをたったいま、今日15:00からお客様向けに発売しました。

昨日インスタ、フェイスブックでご紹介してからすでにメールでいくつかオーダーいただいておりますので

順次、お送りさせていただきます。

早速オーダーくださっているのは、過去に何本も買ってくださっている常連さん、つまり「コレクター」の人たちなのが特徴ですが

みんなサングラス、メガネの収納に困ってらっしゃったんだと思います。

この4年の間にうちで買ってくださった本数でもう200本(!)を超えているMさんを始め、50本オーバーのお客さんも数名おられますから

そういう方にはこのケースをお渡ししてきたんですが、うちでの購入じゃなくても自宅に10本以上ある人だったらかなりの数おられるんだと思います。

ネットで検索しまくっても、メガネのコレクション用のディスプレイケースって良いのがないんですよね。

これは僕らがゼロから企画して、素材、サイズ(縦/横/深さ)を特注して作っているものです。

なので世界中で本当にうちでしか買えません。

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ライトグレーのベロアのおかげでレンズカラーがわかりやすいのがありがたいです。

*4年前、最初にこのストレージケースを作ったとき、オールブラックにしたんです。外も中もブラック。ただ使ってみるとサングラスのカラーを選びにくくて、この色に変えて作り直した、という経緯があるんです。

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12本のフレームが収納可能で大きめのサングラスでもサイズ的に問題ナシ

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真鍮のロゴプレートが貼り付けられています。

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中は起毛。サテンのよくあるチープなやつじゃありません。

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brand: Solakzade Origina

circa: 2016

product: Storage Case for 12pcs color: White x Light-Grey

material: 合皮 (Synthetic Leather) x ヴェロア (Velours)

size: 横340mm x 縦350mmm x 深さ50mm

condition: 新品(New)

price: ¥9,720 (tax incl./税込)

通販も可能です。

ご希望の方はメールor電話でお問い合わせください。

info@solakzade.com

03-3478-3345